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[ゲルダの言葉を聞いて鴉は、ああそうか、と納得する。
青春青春とか親父臭いことを考えていたり]
「うんやぁ、おかしいなんてことは無いよ。
ライだって似たようなものだ。
過去のことがあるから未だに引きずってこんな風に暴走しかけたりする。
今回のことは、お互いの色んな条件が重なり過ぎて起きたことなんじゃないかな」
[複雑に絡んだ記憶の糸。
強引に切る、過去から吹っ切れることが出来ていない二人を眺め見やった]
「過去に受けた恐怖ってのはなかなか断ち切れるもんじゃない。
けどさ、誰かと支え合って乗り越えて行くことは可能なんじゃないかなぁ?」
[まるでそのために自分は青年と居るのだと言うような鴉の言葉。
くり、と首を傾けながらゲルダを見上げた。
ゲルダが青年に膝枕をするのを見ると、後で楽しみだー、と思ってしまうのは今まで殴られたりしたことのちょっとした*恨みからか*]