[ふわりと体を包み込むような感覚に囚われ、ちらりとイレーネを見ると、どうやら防御魔法をかけてくれたようだった。
心の中で猛烈に感謝の嵐を彼女に与えてから、バランスよく地面に着地した。
途端、静かでいて重い振動と音が空気を揺らし、何事かと視線を向けて絶句した]
ク、クレーターって……。なんつー馬鹿力……。あれは男勝りじゃなくて男そのもののような……。
[聞こえていたら全殺し確定気味な一言を呟きつつ、このままじゃ拙いと改めて思い直す]
と、言っても僕の技量じゃそんなにやれる事はないし……。ローザさんはあの武器から回転が遅いかな? ってところが弱点かな?
[そう分析するや、イレーネの盾の効果を信じながら、ローザの周囲を回転しながら連撃を繰り出し始める]