─大広間─[私はロッカールームからライヒアルトの鞄を持って出てくる。ぐるり辺りを見渡すと、扉に寄りかかり瞳を閉じた捜し人を発見。]やあ、変人園芸家。調子悪そうだな。[言葉を選ぶことなくそう言いながら、カッカッと彼の元に歩み寄る。]これお前のだろう。[そう言って、私は肩に掛けていた鞄を差し出す。]