[その間も自衛団員達は団長の姿を探していたようで、見当たらないことに焦りを抱き、どこに居るのかを問いかけてきた]
……団長は、人狼に襲われた。
外の雪に、枝が刺さってる場所があるだろ?
そこに、仮埋葬してある。
村の墓地にきちんと埋葬してやってくれ。
[そう告げると、団員達は蒼白になったり大慌てになったりと、大半の者が団長の骸を掘り返そうとそちらに向かった。
残った団員達にも、他の被害者が埋められているから掘り起こして遺族に届けて欲しいと伝える。
ウェンデルとベアトリーチェの遺族に対しては、後に自分が説明に行くとも言い添えた]