─ 階段 ─……ハーヴにいさんっ![向けられた虚ろな目。名を呼ぶのと、最後の異変が訪れたのは、どちらが早かったか。縦に裂け、砕け散り、消えてゆく姿。碧が数度瞬き、そして]…………ばっかやろ。[ぐるぐると思い悩みつつ、けれど、自分が彼に言いたかったのはこれだろう、と。そう、思える呟きが一つ、零れて消えた]