『さ!それより、次は水着コンテストよ!
この結果如何で、行方が決まるわ!』
[ベア母が差し出してきた水着は、随分と抑え目で、どこか清楚な感じさえ受けるようなものだった]
……まあ、さっきの服よりはマシか……。
[ぼやきながらも、億劫そうに着替えていると、真剣な目つきでベア母は言ってきた]
『いい?
次は特技を見せる場面だけれど、貴方の一番自然体な姿で挑みなさい。
以前、私の娘を探してくれたときのような感じでね?』
……分か……った。
[そう答え、両頬をバチーン!と叩いて気合を入れる]
逃げない!逃げない!逃げない!
よし!行くぞ!!