─ 聖夜祭にて ─制さなくては、自分が喰われた、というのが実情だが……それができたのは、ラヴィのお陰だ。[こう言って、肩の水晶龍を軽く、撫でる。目を伏して語られる言葉>>786は、静かに聞いて]ま、そうだな。力がある、と自覚しているのであれば、筋道を定めぬわけには行くまいが……。[ここで一度、言葉を切り。それから、ふ、と、笑んだ]……俺は昔、自分の父に、自分の力と存在を全否定された。そこから派生して命を奪われかけもした。