また会えてよかった。[相手がひとだろうと狼だろうと、そんな事は関係ない。そう思うのは、娘が既に死んでいるからではなく。元々の性格ゆえのもの。人の姿をしていようと、獣の姿だろうと。幼い頃に一緒に遊んだ、大切な幼馴染には違いないから。怖がるようなこともなく、心からの笑顔を向ける。撫でたりぎゅーしたりが出来たなら、その毛並みを堪能しつつ。「思ったよりごわごわしてるね」などと、のほほーんと言いつつ全力でもふもふ感触を愉しんだだろう]