―屋台通り―『!』[悲鳴を上げたさせた張本人の此方まで、ちょっとびくっとしたものの。一つ一つ返してくれた言葉に、嬉しそうに尻尾を揺らす黒猫。高かった視線がやがて近い場所まで降りて来ると、一層笑うように喉を鳴らし]『ティル、やっぱ優しいのなぁ。』[ちょっとウルっと来た黒猫。]『おう!イカ焼き食いてぇ!』[使い魔なのでお腹はきっと丈夫、な筈。きっと。先走って、かぷっと食い付こうかとしたり。]