[その先で、見覚えのある姿が隻暗緑に映ると、はたりと瞬いた後に緩く微笑みを浮かべた] ─── カ ル ───[唇の動きと共に、掠れた声が空気を震わせる。彼女へ言葉は届いただろうか。目覚めて直ぐ、見つけることが出来た大切な存在に、やや筋力の落ちた腕を持ち上げて求めるように*伸ばした*]