― ランスの住み処 ―
[ランスの呟き>>736に、何が危険なんだろうと首を傾げる。
黒幕のお茶会での一件とか忘れてる辺りさすがの記憶力である。
そして当然ながらその疑念も、本日のメニュー>>737を聞けば頭からすっ飛んだ。
完成を楽しみに、トングを渡された見知らぬ人の方を見て、そこでふと気付く]
……はっ、待てよ。
お客が増えたってことは私の取り分が減る……!?
[今更であった。
ショックで固まっている赤色の視線の先で、火が一瞬、風もないのに揺らぐ>>793]
――え?
[炎を操る者だけに、その気配には敏感だった。
振り返った先、もう一人の客人が、増幅した灯火を背後に立っていた*]