─ どこかの異空 ─[刃と刃がかち合う>>807音が響く。鍔迫り合いになるかと思った矢先、間を開けずに相手が動いた]───……![不意に消える押し上げる力。振り下ろしの力はそのままだったため、薙刀の刃は当初の軌道のままに相手へと向かう。同時、眼前に迫る太刀の切先。避ける間も無く太刀は左肩へと吸い込まれ]っぐ、ぅ……![鎖骨の下を抜けるように突き抜けた。走る激痛に男の顔が歪む。己が振り下ろした刃の行方を確認出来ぬまま、ゆらりと上体を揺らし太刀から逃げるように後方へと身体を動かした*]