[未だ見ぬ空の青を彷彿させる花の色。見つめるうちに、納得できぬながらも仕方ないと思える。溜息にも似た吐息を零して] 其処まで強く求められる花、か。[いつまでも見ていたいと思わせる魅力があるのは確か] 寂しそうでもある、けど…… 其処まで心惹きつけて想われる存在と思うと なんか、少し、羨ましいかな。[憧れていたテレーズといういとこを天上青に重ねて零した思い。淡い雨に濡れる天上青の花弁から、涙のような雫が落ちる*]