[彼の言う事>>797は、自分には本当はすこし、どうなっても、裏切ることになっていたから、苦しくて。それでも同じだけ、それ以上に、嬉しくて。また泣かせてしまったと、心のうちが後悔を覚えるけれど。しがみつくその背を撫でて、己の心も落ち着けていく]ごめん。それから、――ありがとう。俺が、こんな風に、死んでしまった事を、[一つ息をつく。温かい、そこに確かに存在する人に、少し、口元が笑った]