─ 数日後・自宅 ─
……はぁ。
大体これで、一段落、かな。
[事件が一応の結末を見てから、後。久しぶりに戻った自宅で、はあ、と一つ、息を吐いた。
あの後、事後処理が一段落するまでは、自衛団の詰め所にほぼ呼ばれたままになっていた。
呼び出しの主な理由は、事の顛末の説明と、事後処理の中でも厄介な各自の墓をどうするか、についての相談。
特に人狼であった二人については、感情論もあって色々と揉めたものの。
最終的には、同じように共同墓地に葬る、という形で落ち着けさせた。
……多少、はったり込みの脅しをかけたりもしたが。
亡骸を邪険にすると、別の人狼が、復讐のためにやって来るかも知れない……とか、なんとか]
ま、まだ幾つかの件で自衛団の各位にはお付き合いいただくことになるだろーけどなー。
[損害賠償やらなにやら、金銭が絡む問題は、多少棚上げになってはいるが。
遠からず、その辺りにも突っ込みは飛ばすつもりでいた]