― 自宅兼作業場 ―[天井を仰ぐままに最後にもう一度、緩く長く吐き出す。ゆっくりと床へと視線を落とし、ぐいと目元を拭った]…っし、そろそろ行くか。メリルも探してんだろーけど、俺も他の人探そうかね。[机を支えに立ち上がろうとして、指先が彷徨って、止める。両手を膝に置き、重心を前に移して立ち上がった。もしかしたらその行為も、必要ないのかもしれないが]そう、だなあ。[未だ殆ど会えていない。こちら側で会った三人を思考に浮かべ、首を傾ぐ]