―――…ッ![寝台の上、娘は起き上がる。汗の雫に濡れた夜着が肌に張り付けば粟立つ物が這うのを感じていた。] ………… ゆ、め、だったん、だ…[ふるりと首を振るいながら起き上がる。額に手を宛がいながら此処が現実だと確かめるように娘はゆるゆると息を吐き出した。幼い頃の過ちは今も娘を苛み続けている事は、明白で。]