>>796[翼の撫でる感触に、張り詰めていたものが少し、緩む。けれど、不意に聞こえた声]…………。[その意を問う事はできなくて。でも、そのままにはできなくて。ほんの少し、躊躇ってから、宥めるように眠るライヒアルトの頭を撫でる。いつか、自分の母がしてくれたよに。……しばしの沈黙の後、響きだしたのは翼の民に伝わる子守唄**]