─ 山頂 ─[ぽつり、零した言葉に返る、肯定。当の天上青は何も語らず、ただ、風に揺れる]……そだな。俺も、こうやって、見たら、やっぱり綴って残したかった、って、そう思う。俺の言葉で記したものを残して、それを、読んでほしかった、って。[小さく呟き、それから。読み聞かせ、という言葉に少しだけ、笑う]俺が読み上げ苦手なのを知った上で言うか、それ。[冗談めかした口調で言った後、改めて、青を見て]