― 自宅 ―[樵の家から、砂糖を煮詰める香りが流れる。幼い子供が上げる声に、クスクスと笑う声が二つ]マリオンの分もあるってば。パパの分はちゃんと残しておいてね?じゃあ、いってきます。[甘い香りのする籠を持って。娘は村の外れの雪道を上った]