>>850
気絶…。
[説明を聞いて、ああ…、とようやく理解した。
左膝を立てて座り、左肘を膝の上に乗せて、手で前髪をくしゃりと握る。
また暴走しかけたのか、とそれまでのことを思い出した。
その際に発した言葉も思い出されて。
まずった、と言うような表情をしながら顔を俯けた。
誰にも言わないつもりだった感情をぶちまけてしまったのだから]
……悪かったな。
[気絶する前にぶつけた言葉に対する謝罪。
どう捉えられたかは定かではないが、その言葉と共に掛けられていた上着を右手で掴み、ゲルダへと返すべく腕を突き出した]