>>858
[手から上着が離れるのを感じると、付き出した腕が身体の横に垂れた]
…何とも無い。
抑制の呪を使うと、いつもああなるんだ。
アレを使えば、完全に抑制された状態になるから、しばらくは暴走の心配もない。
[鴉と同じようなことを言い、立ち上がりながら直ぐ背を向ける。
俯けた顔を見られないように]
おいディルク、行くぞ。
「ふにゃ? …いたっ!」
[寝ぼけた鴉を爪先で軽く蹴り上げて起こす。
鴉は宙に投げられてそのまま翼で羽ばたいた]
……んじゃ、迷惑かけたな。
[そのまま鴉を伴い立ち去ろうとする]