「『見てた』感じ、中々に楽しい組成を備えたシロモノらしいしな。
……元世界の探査も含めて、中々楽しませてもらえそうだ」
[くく、と愉しげに笑う仕種に合わせ、長く伸ばした銀の髪がさらり、と揺れる]
『……ルギィ、程ほどになさいね?』
「ああ、わかってる、わかってる。
……ふわふわとの融合進化には興味はあるが、世界の法則に関わるような事はせんよ……一応は、な」
[釘を刺すような水晶龍の言葉に、さらり、と返す。
一部からは『爽やか黒笑み導師』とか呼ばれている疾風学科導師の真紅の瞳には。
これから持ち込まれる魔獣の欠片で遊んでやろう、という意思が実にはっきりと浮かんでいた**]