─ 数日後・教会 ─
[世界がいろを違える時間、ふらりと村の中を歩いてゆく。
あの一件があってから、日暮れに出歩く者は大分少なくなっているようだったが。
元より、奇異の目で見られる事の多い変人学者は、常と変わらぬマイペースで教会へと向かい]
よう、いたか。
[ちょうど、どこからか戻ってきたらしき姿>>842に向けて、ひら、と手を振る]
ちょっと、お話しなどあるわけですが。
……時間、取れるかね?
[軽い言葉を投げかけつつ。
深緑は、こちらに向けられる翡翠の奥の微妙な変化に僅か、細められる。
色々と押し込んできた鞄を持つ手に、僅か、力がこもった]