青年 ラッセル

[謝罪を向けられ、緩く横に首を振る]

ジーンが謝ることは無いよ。
ジーンだけが悪いんじゃないもん。
……僕だって、もっとちゃんとしてたら。
もっと違う結果が出せてたかも、知れないから。

[視線を地面に向けながら、声のトーンを落として呟く。
それから思い出したかのように顔を上げ。
ぽんっとユージーンの傍へと飛び寄って彼の右手を両手で掴む]

それと、気にかけててくれてありがとう。
……ずっと言えなかったから、言いたかったんだ。

[そう言って、小さく微笑んだ]