[自分の問いかけにゼルギウスはどう返したか。その返答を聞く前か、後か。死んだと思われたものの声>>861が聞こえた。驚いて目を瞠る。オーナーは確かに、エーリッヒは死んでいる、と言ったはずだった。それなのに]………────、あん、にゃろ…![刹那、オーナーが残していった言葉を思い出して、その意味に気付いた。彼が残していったご褒美とは、このことなのだと。何度もミハエルを呼ぶエーリッヒに、自分は敢えてミハエルの名を呼ばない。彼の声の方が、ミハエルに届くと信じて]