―宿屋厩舎/終結の後―[幼馴染を抱いたまま、冷静な一部が考える。道が復旧するにはどれ程かかるか。終わったのなら自分はここに居られるのかと。思って――――首を振った。いくら狼は居ないという名目が立ったとしても、今までのようにはいられない。ある意味、隙が出来ている今が一番のチャンスな気がした。余りまわらない頭で、すべき事と、したい事とを思い描いた。]