―お菓子の生る木の中―
[名を呼ばれ>>349、意識をベルナルトへと移す。
困ったように眉を寄せて、気を使ってくれているグリフォンへと、そっと視線を落とした]
女の子を、と言うが。
ロランは良いのか。
[良くわからない、といった風。
無理に運んだ、というのははっきりとわかっていたので、
何が違うのだろうと、声は真剣に疑問が滲んだ]
――…怯えさせてしまった事と、心配させてしまった事は、申し訳ないと思っているが。
[女性は優しく扱うもの、しかしそもそも周りにほとんど女性しかいない環境、
特別に扱わなければならないという意識はなかったから、困ったように、首を傾げて]