─山頂─ミハねぇ…………。[華を前に俯きレナーテへの告白をするミハエルを、切なげに見ていたが、]うん、忘れることなんて…………出来ないよね。…………きっと。きっと、レナにぃもミハねぇが行くまで待っててくれるよ。…………ウェンくんも…………待っていてくれる、かな。[ポツリ最後に呟いた言葉は、風に消える。強くあると決めたのに、うっすらと目元が潤み──]