[六撃目、これに合わせカウンターの一撃を狙おうと拳を握る。相手の最後の一撃は突きの構え。しかしそれは既に己の喉元へと突きつけられていて]………。[相手の睨みに息を飲む。喉元に切っ先を突きつけられた体勢のまま、動きがぴたりと止まった。動いたことによる汗とは別の汗が背を伝う]……オーケイ、アタシの負けだ。[握られた拳は開かれ、顔の両横に腕が上がった]