全部だろうと一部だろうと、僕の「理」を曲げられた時点で同じことです。
[>>859困惑と警戒は変わらぬものの、返す声は強い感情。
郵便屋としての矜持は、パーシーという個が存在するための核だから。
己の仕事に反した事実に、それをさせた相手からの答えに、自然と表情は険しくなる]
…つまりは。
たまたまあの場に僕がいたから、ですか。
[楽しげに音色のような声を奏でる楽士に、強張った声で呟く。
気紛れに使われたのかと、無警戒だった己のうかつさに苦しさを覚えたが、続けた問いに対する楽士の変化>>860にそれは薄れた]
… 、
[後に引くことは出来なくなるかもしれない。
その言葉と、向けられる瞳の色、強さ。
それまでの、どこか愉しげに見ていた楽士の姿はそこになく。
ただ、纏う気配が少し濃く、重くなったように感じられて]