[そうして、これからも生きていく…生きていかなければいけない彼らが、橋の向こうへと渡っていくのを、見送った]さあて…[ふと、振り向くと、今まで姿を見かけることのなかったギュンターが、屋敷の前に立っていた。彼はきっと、このまま、孫娘を見守り続けるのだろうと思う。今度こそ二度と同じ悲劇が起こらぬように]お世話になりましたね、ギュンターさん。[旅人は帽子を取って、老戦士に挨拶を投げる。さすがにお元気で、と、いうのはおかしい気がして、手だけを振った]