― ??? ―[差し出した手。けれど、銀の獣の姿の幼馴染は、首を横に振った] そ、か。残念。 じゃあエリちゃん。またね?[それでも。きっと、いつかはまた会えるだろうから――と。そう笑顔で告げて。東に上り始めた太陽の光に向かって、走り出す] ………みぎゃっ!?[幼い頃に皆で駆け回った森と良く似た景色の中を走りながら。名残惜しそうにちらりと、後ろを――エーリッヒを――振り返って。子供の頃のように、見事にけつまづきすっ転んだのは、お約束という奴だろう**]