[ポツリと呟くのは、戦いの最中エルザから投げかけられた質問
だが、くすっと歪んだ笑みを浮かべると]
だって、『人形』は『私』を裏切らない
『人形』を操っている間、『私』は『わたし』を感じられる
だから『私』は『人形』を創るし、この『人形劇(グランギニョル)』を続けるためなら、いかな手段だって躊躇はしない
ごめんねぇ、ローザ。尊敬してくれてるのは嬉しいんだけど、私の骨子は継接ぎだらけで歪なんだ
だから、きっと止まらない。止められないんだよ
誰にも…………そして、私にも
[誰もいない丘の上。狂った笑みを浮かべた彼女の独白を聞くのは、路傍の花たちのみで*あった*]