―廃墟―
さぁて…舞台も目出度くおしまい。
舞台役者たちはまた違う舞台に立ち、物語の一役者を演じるのでしょうねぇ〜
[既にカードマスターたちは立ち去ったのか。まだいるのか。
どちらにしても...はのーんびり暢気な口調で、既に舞台ではなくなった廃墟へと歩き、近くの未だ崩れることのない建物の一つを見上げる]
…ふぅむ…ここも昔は一つに舞台だったんでしょうねぇ…それがもう一度脚光を浴びたということですか
[それはこんな闘争に満ちたものではなく平穏にあったものだろうか…とはいえそれも何かがきっかけでこのように廃墟と化したのだろうけれど]
ま、それも一つの流れだったんでしょう
[特に感慨を抱くでもなく。呟きながら、ゆっくりとその建物を撫でる
そして...はいつもの通りにカードを切って、数枚めくり、それを見る
めくられていたカードは…全て白紙]