――ウートラ、あなたにも迷惑をかけた。
ありがとう。
[伝えた言葉は届くだろうか。
また彼が動き始めたら、同じ言葉を言うのは間違いなかった。
ニキータが治療を>>859と言うのは、とても真剣な顔で首を横に振る]
あなたがしなければいけない。ニキータ。
わたしは一度、ちゃんと治療をしているから。
[言葉にされない気づかいには気付いているものの、そもそもやりあったという状況ではない、
と。気付かぬ振りで、治療を勧めた]
わたしは、あなたが心配だ。ニキータ。
聲が使えなくなった状況では、どうしようもないけれど。
……ちゃんと、治療してほしい。
[真剣に、じっと見つめて。
どちらにせよ自分も再度治療することになるのだろうが、やっぱりそこは引かないのだった**]