ふむふむ…そうですかぁ〜…
[にも関わらず。...はなにやら納得したように頷いて一枚。二枚。三枚…合計七枚のトランプを手に取る]
さぁて…閉幕後の特別手品とまいりましょうか
[仰々しく。いって、七枚のトランプを天へと投げれば、一枚一枚が違う色の光を放ち。廃墟全体を覆うような虹の橋がかかる
もしそこに未だ人がいたならば気づくことだろう。虹がかかると同時に…廃墟こと無人の都市が、過去の廃墟になる前の行き交う人々で賑わう都市の姿を取り戻していたことを。
まるでそこに確かにあるような生きた光景。日常。平穏。素朴。そんな人々の暮らしが目に移る。
しかし、その過去の姿も、虹が消えていくととも薄れいき幻として儚く消えていく]