─ 復旧合間>>878 ─
……ん。
[ロザの温もりに慰められて、少しずつ落ち着いてゆく。
乱れて早まっていた呼吸が、リズムを取る手の早さに合わせられるようになってからようやく、腕の力を抜いた]
ありがと、ロザ。
[何年振りだかに泣いた目も、状況を理解し始めた頬も赤くなっていた。照れ隠しも含めて、笑みを浮かべながらロザに感謝して、もう一度軽く抱き締める]
……埋葬。しよう。
安らかに天の国まで行かれるように。
[命を奪った自分が思うのは自己満足にすぎないかもしれない。それでも真剣にそう願う。
ようやくロザから離れてハンスさんに向き直り、外へと運び出そうとした]