─ 第二階層 通路 ─
[歳を経た自分とは違い、昔のままの姿の友人。
懐かしげに瞳が細まる。
返答>>889を聞くと、案の定かと思いながら、バンダナの奥で瞳を閉じた]
お前の行動なぞお見通しだ。
あの時の喜びようを考えれば、ノブに会えぬまま死んじまった無念さだって容易に想像出来る。
……その問いに答える術は、俺には無いな。
どうしてこうなったか、何故このタイミングなのかなぞ、誰にも分からん。
[言い終える頃に瞳を開き、友とその息子を視線だけ動かして交互に見やる。
通信士が友を父と受け入れられないような様子に、ほんの少しだけ息を吐いた]