少しだけね。
やっぱり、ハルはボクの友達で、大切な幼馴染みに変わりはないから。
ボクみたいなのを理解して、付き合ってくれるのはハルくらいだったからね。
[互いに伝える言葉は、同じような内容のもので、
ボクは夢のようなその世界で微かな笑みを浮かべる。]
生きるよ…
[もう一人の仲間が呼び掛ける声がする。
仲間二人が願う思いは同じで、次第にボクは幼馴染みの存在を遠く感じ始める。
彼のいる側から、わずかにはなれた、もう一人の仲間のいる側にボクの意識は転がっていく]
ああ、でもどうせなら、かわいい女の子だったらもっとよかったのに。
[最後に滅多に言わない冗談を、微かな笑みとともに、ボクの大切な幼馴染みに。
ボクの友達である彼はなにか*言ったかな?*]