[レイスの視線>>903がこちらにむく。
微笑んだその姿に、木の中でひどいことになったわけじゃなさそうだと安心したら余計に涙がとまらなくなった。
ゆっくりと近づいてきたレイスの謝罪には小さく首を振って]
…… レイスさん、のせいじゃ、ないから……
ぶじ、で、よかったです……
[安心したような声音でかえし。
伸ばされる手が涙を拭うのは擽ったそうに受け入れた。
泣きすぎで腫れた目元が冷やされるのに瞳を細め]
…… あとで、ちゃんと、てあて……してください……
[怪我をしているほうの手を見て。
笑みを向ける彼を案じた。
ウートラのほうへと向かうのには小さく手を振って見送り。
ニキータのためにもってきていた治療道具を手にして、ニキータやらレイスやら、怪我をしている人に、もう一度手当てしにいくのだった**]