ん、4,5年ぶりだっけか。
ユーリにぃが俺を懐かしい呼び方するから、こっちも思わず、な。
[懐かしいというユリアンに、くすりと笑いそう返す。]
……お? おおおお?
[そうしていると、ひょいと抱き上げられ、今度はこちらがユリアンを見下ろす形に。
そして、女性が男に〜という言葉にはにまりと笑うと]
へぇ、意外。
ユーリにぃにそんな度胸があったなんてな。
[そう言って、ひとしきりくつくつと笑っていたが、すぅと眼を細め]
さて、じゃあその我侭男はどうしてくれるのかな?
[つっと指でユリアンの顎を撫でると、そう尋ね返した。]