ちょこまかと、素早いわねぇ。[枷の重さを物ともせず、地を蹴り迫る少年を細めた目で見据える] エネルギー充填――完了。 射角よし、空気抵抗による減衰は――考慮に値せず。[弓の纏う魔力全てを注ぎ込まれ、今や矢そのものが目映く銀の光を放っていた。 乾坤一擲のその一矢を、今まさにブレイドを振らんとする少年>>877へ向け] いくわよぉ、――隕星衝![少年の展開するもう一つの動きには気付かぬまま、右手を開き放った]