>>892
……っ、
[ 言われた事は無論、他の子供は気のつかないような事まで、
全てきちんとこなして、“良い子”にしていた。その頃は。
成績さえ良ければ、なんてなくて。
そのせいで、余計に―― 一種の羨みの念も込めて、
相手に突っかかっていたのかもしれない。
自覚は、なかったが ]
別に――…指図してるつもりはないけど?
[ 当たり前の事を言っているだけ、その心算だったから。
否定されるのが、どうしても、納得いかなくて ]
お前みたいな手下、欲しくもない。
[ 碧眼はヒビキを睨みつける。
気に喰わない。口には出さずとも、そう、物語っている ]