一人じゃ、ない。[言われた言葉を繰り返す。カルメンが浮かべた笑みに、こちらも僅か、笑んで]ん……ありがと、な。[短く、告げる。すぐに割り切れるとは、自分でも思えないけれど。慌てなくてもいいんだ、という選択肢が見えた事で、気持ちは大分落ち着いていた]……と、そーだ。まだ、約束、果たしてなかったっけ。時間、あるし。今から、曲の練習、するか?[それから、ふと思い出して、こんな問いを投げ]