人狼物語 ─幻夢─

61 ― Lupus in Liceo ―


天文部2年 アズマ

―屋上―

[そこには星空が広がっていた。本物の星だ。
まぶたの下でみたものじゃない。食い入るように見つめた。]

[アズマは何も考えていなかった。頭の中は真っ白で、ただ星空が広がっているという認識だけでいっぱいになっていた。]

[ばいばいと、宮町の声が聞こえた。隣を見れば宮町が消えていくのが分かった。握っていた手のかたちが、そのままで残った。]

[じっと宮町がいなくなった場所をみつめた。ばいばいということは、彼女はもう心配ないということなのだろうか。
よくわからない。頭を振った。]

(914) 2010/12/17(Fri) 11:31:09

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