みんな冒険者になっても足りないくらい、外の方は広いってことなのかなぁ…。
……それ、人選濃いってこと…?
[酷い認識にはそっち進んだらどうなるんだと一抹の不安が。
自分もある意味名物な一人の自覚は毛ほどもない。
無茶振りにはああうん、頑張るしかないだねと納得した。]
あの活躍はなんというか…あれ飲み物じゃないよねもう。何入ってたんだろ。
や、流石に初対面の人に裏も何もないってほんと。
[そこは嘘ではないので、じと目にめげずに真顔で言った。
むしろ初対面だから全く後先考えずに押し付け上等で渡しました!
なんて真実は闇に葬ります。]
ああうん、でもごめんね妙な物渡しちゃって。
飲まなくて良かったよ。
[じゃあ渡すなよ!と、飲んじゃった後輩君は…、という身も蓋も無い台詞がちらっと過ぎったものの、同じく闇の中にポイ捨てして蓋しておいた。]