[押し止められた翼が所在無げに揺れた。 心配の色を閉じ込めた瞳が見上げる]私も、着いてく。無理、したら私がアーベルを「めっ」てするの。[通気口から這い出し、擦ったり汚れたりと無残な様子の スカートをぱたぱたと叩く]ここから、降りる――?それとも、エレベータ?[ティルがどうにかしてくれてるかもしれない、と 最後に見た彼の姿を思い出し呟く]