[痛んだ胸を押さえてうずくまった間に、防衛反応で広がったコウモリの翼が、ぱたぱたと器用に髪を払う。おかげで加減されていた炎は早々に消えたけれど、しっかり焦げて後ろ髪の毛先はプチアフロ状態に]あう…[涙目で、グレゴリーを見上げたが、それ以上文句を言わなかったのは、さすがに学習能力がゼロではなかったということだろう]あー、もう!わーったよ!この際、どっちが先でもいいけど…レイスも、絶対ちゃんと、治療しろよ、な。[結局…はあ、と大きく溜め息をついて、両手を挙げた**]