― 森外れ ―[そこはエリが飛び込んだのよりは下流側の、崖に近い場所。下まで降りるのは難しいけれど、外に向かう流れの傍ではあった]……。[ここの周りにも花を植えた。春にだけ顔を出す、小さな可愛い花]誰の代わりにもならない、けど。寂しくないように。[光が当たると金色にも見えるだろうか。思い出の象徴。エリ達に教わった幸福を招く花で囲んで。いつものように静かに目を閉じ、祈りを捧げる**]